皆さん、こんにちは！
「雫の星語り~Only God Knows~」で、プロモーションを務めます。
ACTMENT PARK広報部です！
昨日、本作のスタッフ・キャストが一堂に会する顔合わせが行われました！
他の仕事の兼ね合いで、会場にお越しになれなかったキャスト様もいらっしゃいますが、キャスト総勢５７名とスタッフが顔を合わせ、公演の成功に向けて、走り出しました！
そこで、代表で演出・脚本・作詞を務めます、岡本一馬による顔合わせ挨拶を文字に起こしてみました。
キャスト・スタッフ一同、頑張りましょう。という挨拶とともに、ACTMENT PARKは、こんな思いで、公演に向けて走っていきます。というパワーを、ぜひ、公演サイトをご覧の皆様にも感じていただきたいです！
それでは、顔合わせの世界へ、レッツトラベル！！
脚本・演出・作詞：岡本一馬
みなさん、こんにちは。
ACTMENT PARK代表で、本作の脚本・演出・作詞を務めます。岡本一馬です。
皆様、本日は、顔合わせ・稽古初日ということで、会場にお集まりいただきありがとうございます。
改めて、本作ではどうぞよろしくお願いいたします！
ACTMENT PARKのあゆみ
ACTMENT PARKは、今作で劇場公演としては、6作目の作品となります。業界内では、まだまだ経歴も浅い会社です。ですが、「誰もが楽しめる”場所”や”空間”」っていうものを目指して、少しずつ動員数を伸ばし、お客様に楽しんでいただける作品を作る事ができるようになってきました。
挑戦の第一歩
今作、ACTMENT PARKとして、初めての2週間公演。初めてのトリプルキャスト公演。ということで、ある意味、会社としても”挑戦”として位置付けた公演となっております。
そんな、会社としての新たな挑戦の１歩目となるこの公演を今日、お集まりいただいたキャストの皆様と踏み出せること、非常に光栄に思います。
改めて、ありがとうございます。
岡本が思う演出家の仕事とは・・・？
自分は、今作、代表という立場でご挨拶させていただいております。ですが、キャストの皆様とは「演出家」対「キャスト」として接する事がほとんどかと思います。
そこで、自分が思う演出家としての仕事。演出家像みたいなものお伝えさせてください。
もちろん、舞台上で、上手から出てきて、その階段を登っていく。下手3番で振り返って、セリフ。音楽IN・・・。そこ、こういう風にしたらもっと良くなる。こうやるともっと良いよね。と言ったように、キャストの皆様が作品の中で迷わないように導いていく。という事が演出家としての自分の役目・仕事だ。と思っています。
まぁ、それは、もちろんなんですが、それ以上に自分が、今作、演出家として意識したいこと。それは、この、「雫の星語り~Only God Knows~」という世界の中で、キャストの皆様が、それぞれの人生史上、一番輝いている瞬間瞬間を生み出す事。だと思っています。
キラキラした世界
そんなキラッキラに輝く舞台上のキャストを見て、お客様は客席で感動したり、勇気をもらったり、応援したり、笑ったりしてくれるんだと思います。
作品を通して、最高の空間や世界を生み出すこと。そこに登場するキャスト全員を、史上最高に輝かせること。そして、それを客席のお客様に届けること。それが、自分が演出家として一番大切にしたいこと。ひいては、代表としても目指したいと思っていることです。
もちろん、皆様を導いていく役目を担うからには、皆様との信頼関係もめっちゃ大事だって思ってます。
その信頼を得るには、最高の作品に仕上がるような演出を生み出し続ける。というのはもちろんだと思うんですよね。ただ、それだけでなく、皆さんのいい部分をこれでもかっていうくらい見つけて、引き出すこと。それから「あ、今、こういう悩みがあるな。」とか、「こういう風に感じているな。」「こういう事を舞台上で伝えようとしているんだな。」って事を、びっくりするくらい、一つ残さずキャッチしていけるように努力していきます。
自分は、演出家として、この、「雫の星語り~Only God Knows~」という作品を、最高の場所に到達できるよう導いていきます。なので、自分を信じてついてきてください。そして、皆さんの持つ技術やパフォーマンスっていう本気をばちばちぶつけてきてください！
全部受け止めます！
57名いれば57通りの魅力
今作では、キャスト皆様総勢57名いらっしゃいます。めっちゃ多いです。
そりゃ、それぞれ価値観も、想いや目指すべき姿や、得意なこと苦手なこと、57名いれば57通りあると思います。
経歴だけ見ても、ダンサーの方やアイドルの方。シンガー。バリバリミュージカル畑の方。ご経験がめっちゃある方も初舞台っていう方もいるかと思います。
そんな、いろんな価値観や経歴を持った方が集まった中で、今日から、千穐楽まで約2ヶ月間は、同じ作品、一つのものを目指して作っていくわけです。
そこで、一つ、自分からのお願い。というか、願望をお伝えさせてください。
この２ヶ月間、もう、めちゃくちゃ、夢中で生き抜いてほしいと思います。
自分史上最高の2ヶ月間を
生きるって言ったら、なんかちょっと壮大な感じになっちゃいますよね。笑
でも、これから先も続いていく皆様の人生において、この2ヶ月間っていうのは、たった2ヶ月っていうほんの通過点でしかないと思うんですよね。２ヶ月後に死んじゃうとかじゃないので。
ただ、通過点だとは思うんですが、冒頭にもお伝えしたように、自分史上、あらゆる面において最高を更新し続ける2ヶ月。ひいては、2ヶ月と言わず、最高の1日1日を更新し続けた先に、最高の2ヶ月目が待っていた。最高の作品が待っていた。っていう日々にしていただきたいなって思っています。
おそらく、2ヶ月あれば、いろんな事があると思います。
彼女にフラれた。引っ越しした。ダンスがうまいこといかなかった。他の仕事が立て込んでいる。自身のライブ終わって疲れた・・・。みたいに、いろんな事があると思うんですが、そんな2ヶ月間を全部ひっくるめて、最高の2ヶ月にして欲しいです。その２ヶ月を経験して、初めてたどり着く作品。走り抜けるからこそ、伝えられる作品。当然、それぞれ得られる何かっていうのがあると思うし、それを、見つけて欲しいって思ってます。
それが、自分の願望です。
経験の有無ってなんだっけ？
もちろん、プロの現場が初舞台ですっていうような方は、頑張り方がわからなかったりする事もあるとは思うんですよね。
ただ、今作では、ありがたいことに、大先輩の美郷さんや（美郷真也さん）、今日は、別現場でいらっしゃらないですが、ひのさん（ひのあらたさん）や、シラトリノミコ様（白鳥光夏さん）はじめ、経験のある方がたくさんいらっしゃいます。
そんな方々の背中を見たら、きっと間違いなく色んなヒントが得られると思います。もしかしたら、ちょろっとアドバイスなんかもいただけたりするんじゃないかな。と、自分自身、期待もさせていただいています。(笑)
逆に、フレッシュな方は、フレッシュだからこそ出せるパワフルさや、右も左もわからないから、まっすぐ走っていく。という、ひたむきさみたいなものがあると思うんですよね。
それが、客席のお客様にも伝わると思うし、お客様だけでなく、共演している他の経験あるキャスト様にとっても刺激を与えていけるような、そんな空間を作っていけたらいい最高ですね！
まぁ、経験の有無っていう話を今しましたが、誰かと比べて劣っている〜。とか、ここは自分の方が優れている〜。とかじゃなく、自分本位で、ある意味、自分中心で最高の日々を過ごして欲しいと思っています。
自分の作る世界とアンサンブル
最後に、これは、先ほどの自分本位って言葉にも通じるものがあるんですが、自分の作品で、アンサンブルっていう言葉はあんまり好きじゃないんですよね。
もちろん、ミュージカルを作るにあたってアンサンブルっていう枠組み、ポジションは大事だ。って言われている事も理解はできます。よく、アンサンブルの質が高いと、額縁が豪華だよね。とか言われたりしますが、それも、あんまり好きじゃないんですよね。
っていうのも、自分が作る作品では、登場人物全員、もれなくがむしゃらに、作品の中で生き抜いてほしい。って思っているから。
多分、みなさん、自分の人生において、自分はアンサンブルだ。なんて思うことは、ないと思うんですよね。誰一人。であれば、アンサンブルって、ミュージカルという枠組みの中での位置付けなだけであって、実際、舞台上の世界に生きるっていう人は、それぞれが主役であってほしいと思ってます。
それぞれの人生を舞台上に投影してほしいって思っています。
神、民、そして、本の世界で生きる者
今作は、シズクという女の子に焦点を当てて物語が進んでいくから、シズクが主人公になっています。
けど、茅の輪くぐりをバカにする女の子だって（少しネタバレですよね。）、そこに参加してる人だって、３バカトリオだって、あ、モモ・ハナ・バカラね(笑)。ごめん、バカじゃないか笑。名前のない神様だって、不気味な影だって、それぞれの人生が、きっとあります。
それって、演技論とか、芝居とはこうだ。みたいに難しい話ではなくて、それを演じていただいている皆様に人生があって、それが役に反映するものだって思っています。
それが、オリジナルという良さでもあると思っています。なので、３チーム（トリプルキャスト）で、全部違う雰囲気の作品にしていきたいです。
そこに、皆様のプロとしての最高の技術をのっけていただいて、ダンスで魅せる。歌で伝える。芝居で感じる。表情、仕草、空気感・・・。そうしたものを全て注いで、お客様を感動させたいです。
そんな思いも込めて、神、民、そして、本の世界で生きる者。っていう役名をつけさせていただきました。
逆に、固有の役名のキャラクターを担っていただく方々は、そういう責任や自覚っていうものも背負って、自分にしかできない役をみなさんに演じていただきたいと思います！
最後に
もう、どこ見ても、面白い。
何回見ても、面白い。
毎回、見るたびに発見がある。
そんな作品や空間を作っていきたいと思います。
長くなりましたが、以上、今作で脚本・演出・作詞を務めます。岡本一馬より、顔合わせのご挨拶とさせていただきます。
改めて、皆さん史上、最高の2ヶ月と、その結果生まれる最高の作品を目指して、雫の星語り~Only God Knows~、どうぞよろしくお願いいたします！
↑VEGAキャスト
↑DENEBキャスト
↑ALTAIRキャスト
(シングルキャストの皆様が、チームごとに位置を変えてくださっているの、面白いよね。笑）
顔合わせを終えて・・・
いかがでしたでしょうか？
今日、顔合わせを迎えたACTMENT PARKは、2ヶ月後、客席の皆様にどのような世界を提示できているでしょうか？
キャストそれぞれの、熱量やパワー、磨き上げられた最高のスキルや技、個性・・・。そういったものをぜひ、劇場で体感していただければと思います。
観るのではなく、雫の星語りという世界へ、旅をしにきてください。
お待ちしております！
