ACTMENT PARKの魅力とは何なのか?
ACTMENT PARKを一度でも見た事のあるお客様からは、いつも、大変ありがたい感想を頂戴している中で、まだ見た事のないお客様に対して、どうすれば、もっとACTMENT PARKを知っていただけるのか。いつも、非常に頭を抱える問題です。
ACTMENT PARKは、創立以来、一貫して「オリジナルミュージカル」の創作にこだわってきました。
こちらは、先日執筆いたしました、コラム「ACTMENT PARKが“オリジナル”にこだわる理由」にも書かせていただきましたが、それは、単に新しいものを生み出したいから、というだけではありません。
今を生きる自分たちが、本当に描くべき物語は何か?
この問いに正面から向き合い、舞台上に“まだ世界に存在しない物語”を立ち上げることが、私たちの使命だと信じているからです。
私たちの創作は、演劇という手段を通じた「対話」であり「共鳴」であり「問いかけ」です。
他人ごとではない物語、お客様の“心の奥”に静かに降りていくような物語。
そのために、台本・音楽・演出・美術をすべてゼロから生み出します。
感情から世界を立ち上げる
ACTMENT PARKの物語には、一貫した共通点があります。
それは、「誰もが感じたことのある感情」から出発して世界を描くということです。
たとえば、
- 何気ない日常の中に芽生えた”喜び”
- 叶わなかった夢に対する”悔しさ”
- 誰にも言えなかった”悲しみ”
- 誰かを信じたい、と思ったときの”あたたかさ”
これらは、特別な人だけのものではなく、私たち一人ひとりが人生のどこかで出会ってきたものです。
ACTMENT PARKは、こうした普遍的な感情に光を当て、それを起点にひとつの世界を構築していく。という創作方法をとっています。
たとえば、『雫の星語り』では、「情報や価値観が溢れる今、私たちは何を信じて生きているのか?」という、日本神話を題材にしながらも、単なる古典の再解釈ではなく、“森羅万象に神が宿る”という世界観を通して、見えないものを敬う人々の感性に語り欠ける挑戦をしました。
そして『あの鐘の音と共に』では、「信じる人にしか見えない世界がある。」というテーマを掲げ、お客様の中にある“信じる力”に静かに呼びかけています。
脚本の執筆段階では、“視覚偏重”へのカウンターとして、「聴くこと」「感じること」に重きを置いた構成を意識しています。
鐘の音が実際に聞こえるかどうかは問題ではありません。
それよりも、見えないものを“信じようとする心”そのものが、私たちに世界の美しさを教えてくれる。そんな想いを込めています。
芸術としての完成度と、創作の温度感
ACTMENT PARKは、「芸術性」と「人間味」の両立を大切にしています。
舞台美術・照明・音楽、演出ー。細部まで一切妥協せず、プロフェッショナルの手で“美しいもの”を創り上げる。
それと同時に、制作現場は決して閉ざされずお客様や仲間たちに向けて、創作の温度や葛藤を率直に発信していきます。
作品の裏側を知ってもなお、いや、知るからこそ、お客様は舞台を“自分ごと”として受け止めてくれる。
たまに、舞台や創作作品は”発表”という言葉が使われます。
ですが、私たちは、発表という一方通行の芸術ではなく、まさしく、共に創り上げる創作でありたいと思っています。
ACTMENT PARKの舞台は、そうした、心の開かれた関係性のなかで育つ「共鳴の空間」を目指しています。
文化芸術を過去、そして未来に残すという意志
私たちは、舞台芸術を「一夜限りの夢」に終わらせたくはありません。
10年後、20年後に誰かが思い返し、「あの作品があったから、自分は今を生きていられる」と言ってくれるような、人生に寄り添う“文化芸術”を生み出したい。
- オリジナルであること。
- 誰もが抱いた事のある、深い感情から出発すること。
- 創作の真摯さを忘れないこと。
- そして、今この日本から、新しい表現を発信していくこと。
ACTMENT PARKは、舞台芸術の可能性を信じ、物語の力で社会と繋がり、お客様の人生と響き合う「新しい文化の土壌」を育てていきます。
ACTMENT PARKとは何か?
それは、“まだ誰も知らない物語”を通して、あなたの心の奥に灯をともす存在。
ACTMENT PARKの舞台は、ただ観るものではありません。
それは、ともに感じ、心を揺らし、明日を考えるための「生きた空間」です。それが、ACTMENT PARK。
私たちはこれからも、世界に一つしかない物語を携えて、キラッキラの舞台で、あなたをお待ちしています!
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雫の星語り~Only God Knows 2025~詳細
フライヤー画像


STORY
一ノ瀬神社の跡取り娘、主人公のシズクは、本が大好きな女の子。だが、この神社には、捻じ曲げられた秘密があった。
シズクが入り込んだその世界は、本の中か?それとも、過去の世界か?はたまた、全く別の世界か?
神々に魅せられたシズクは、異世界から、そして、異なる時の流れの中から、星を見て何を思うのか?
この夏、神話をモチーフにしたスペクタクルな【神話×和】の世界観を、日本の風習である七夕になぞらえ、「今」しか描けない物語として、完全オリジナルミュージカルをお送りいたします。
DATE
大阪公演:2025/7/5(土)~6(日)
東京公演:2025/7/26(土)~27(日)
THEATER
大阪公演:ABCホール
東京公演:三越劇場
あの鐘の音と共に-THE BELL 2025-詳細

STORY
貧しい家庭で育ったエレノアは、ある日、物取りのチンピラ二人に母親を殺されてしまう。以降、孤児となったエレノアは、家族同然で育ったベラのお店でショーガールとして働くこととなる。だが、そんなある日、ベラのお店を売却しなければならないという話を聞いてしまう。そうして、エレノアは、店を守ろうと、必死に翻弄するが・・・。
小さな町に巻き起こる、数々の運命。夢も希望も全てを失ってしまった少女が起こす、奇跡と愛の物語。家族とは?愛とは?生きるとは?お客様から大絶賛され、リピーターチケット購入者が続出した号泣必至の感動作。
DATE
2025/10/4(土)~12(日)
THEATER
あうるすぽっと